九州遺産ノート 九州近代化産業遺産

南阿蘇鉄道 立野橋梁と第一白川橋梁

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2023年7月に全線が復活した。南阿蘇鉄道の線路を支える二つの橋梁も深い赤褐色をまとい、復活した。 【立野橋梁】 立野駅を出てすぐさま渡るのが立野橋梁だ。地震の影響をうけたものの、補修と補強で復活した。現在の姿は1924年竣工時の姿を残していることになる。トレッスルを3基有する橋...

旧福岡県公会堂貴賓館

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那珂川の左岸、天神中央公園の東隣り、西中洲の地に洋風の建物がある。重要文化財に指定されている。旧福岡県公会堂貴賓館である。 鶯色を基調とした色使いに清楚な印象を受ける。木造2階建てで、玄関左手に位置する八角形の塔が特徴的だ。外壁に施されたデザインは彫刻のようにも見え、西洋文化...

面無橋

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長崎県島原半島の南部、南島原市北有馬町を流れる有馬川の支流には複数のアーチ型石橋が架かる。その一つ、同町面無に架かる面無橋(おもなしばし)は自然石を用い、江戸時代末期に造られたと伝わる。 加工された切り石を用いるのが一般的であるが、自然石を用い組み上げられたアーチ型石橋は稀と...

旧埼水門(移築)

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大分県と熊本県から福岡県、佐賀県を経由し有明海に注ぐ筑後川の河口付近に設置されていた樋門の一部が改修を期に移転され、公園内に保存されている。 旧埼水門は1901年、田手川が筑後川と合流する千代田町黒津と久留米市城島町浮島の地先に設けられ、有明海の干満の影響を防止することを目的とし...

眼鏡橋(諫早公園)

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諫早駅の東側、整備された広場から南東へ10分少々本明川に沿うように歩くと、右手に緑のエリアが見えてくる。諫早公園だ。 公園には水が引き込まれ池が設けられている。眼鏡橋はこの池に架かるが、竣工のときからここにあるわけではない。 眼鏡橋は昭和33年(1958年)、重要文化財に指定され...

泉山磁石場

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佐賀県有田町の東部、武雄市山内町と接する辺りを泉山という。黒い岩と緑の山々が風景をつくる中、硫黄山のような表情を見せる一角がある。 磁石場だ。磁器の原料となる陶石を採取した場所である。1980年、国の史跡に指定された。現在は有田焼の原料としてはほとんど用いられていないらしい。 泉...

陶山神社鳥居

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佐賀県有田町。陶器市の開催場所となる街並みから徒歩数分の場所に神社がある。境内に至る階段を上り終えるとJR九州の線路が横たわる。 左右を確認し渡ると参道は急な階段へ続く。左へ折れながら階段を慎重に上っていくと乳白色の青磁で覆われた鳥居が迎える。 2020年3月に修復を終えた鳥居は...
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