2023年7月に全線が復活した。南阿蘇鉄道の線路を支える二つの橋梁も深い赤褐色をまとい、復活した。

【立野橋梁】
立野駅を出てすぐさま渡るのが立野橋梁だ。地震の影響をうけたものの、補修と補強で復活した。現在の姿は1924年竣工時の姿を残していることになる。トレッスルを3基有する橋梁で、九州では唯一の構造といわれる。(詳細が九州地域づくり協会で紹介されている。)
【第一白川橋梁】
白川をまたぐ第一白川橋梁は架け替えられた。震災後の橋梁は地盤のズレにより部材に破断や変形が生じたらしい。補修等での復活は叶わなかったようで、被災した橋梁は全て撤去され、新たな橋梁に架け替えられた。2023年3月、現在の橋梁が完成した。
白川を渡る鉄橋は震災前の姿と重なる。1927年に生まれてから2021年に撤去されるまで94年もの間、鉄道を支えてきた。(震災前の記事はこちら⇒)
平日に乗った列車は一両編成で、長椅子は満席だ。立っている人も10人ほどいた。乗客の9割以上は海外から来たようだった。
この日は、立野駅から高森駅までを往復した。トロッコ列車は限定運行のため、時刻表で要確認。
□
立野橋梁 第一白川橋梁(南阿蘇鉄道橋梁)
熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野
夫々に展望所あり
無料駐車場あり
2025/10/7