武雄温泉楼門・新館

その昔は塚崎温泉と呼ばれた武雄温泉のシンボルが楼門だ。設計者は辰野金吾である。
この楼門及び新館は、武雄温泉株式会社が所有している。敷地内には3つの公衆浴場と貸切湯がある。平日も来客は多い。




楼門は2013年末に改修を終え、鮮やかな朱色が復元された。
改修の途中で発見があった。2階の天井に干支の彫り物が4つあったのだ。大改修を終えた東京駅丸の内駅舎天井に彫られた干支は8つ、足りなかった4つがこの楼門で見つかったのだ。



楼門の奥には新館がある。こちらにはみやげ物店、焼き物体験工房がある。



今は使われていないが、長い時間の刻みとともに公衆浴場がそのまま残されている。2階には畳が敷かれた広間もある。





時間があれば、新館の内部も見学していただきたい。

殿様湯(貸切湯)の記事はこちら




武雄温泉楼門・新館
佐賀県武雄市武雄町武雄7425
国指定重要文化財
設計者:辰野金吾(掲示による)
竣工:1915(掲示による)
見学無料
温泉施設(一部保存)
活用中
撮影:2014/9/3(新館内部は2012/9/30)