玄界灘に面した場所に木造総2階建ての洋館が立つ。場所は住宅が集まる一角の、奥まった場所である。
たどり着くと休館中の白い札が目に留まる。
右の門構えには、唐津市歴史民族資料館の掲示、左の門構えには、旧三菱合資会社唐津支店本館とある。
硬く扉が閉ざされていて、敷地内に入ることは出来ない。
木造の建物は灰色の窓枠をもつ。離れた位置からでも塗装の劣化に気付く。
敷地内は松など多数の木が植栽されているが、荒れてはいない。
フェンスに沿い右手方向に進む。
建物の北側を見ると、1階、2階ともにベランダが設けられているのが分かる。竣工当時、ベランダからは悠々と海が見渡せたに違いない。
館内を知る手がかりはない。2013年10月、1日だけ館内が公開されたそうだ。
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旧三菱合資会社唐津支店本館
唐津市海岸通7181番地 HP
佐賀県重要文化財
竣工:1908/9(掲示による)
見学・敷地内立入り不可
唐津市歴史民族資料館とされているが休館中
撮影:2014/9/6