山王神社二の鳥居

山王通り、坂本5丁目にある十八銀行大学病院前支店に隣接する有料駐車場から東を見ると、石段が続く。少し視線を上げると、片方の柱だけで建つ鳥居に気付く。
階段の上り、少し歩いた先にある山王神社の鳥居である。




1945年8月9日、鳥居は原子力爆弾の熱線と爆風にさらされた。一方の柱と上部の石材は破壊され、笠木は反対方向にずれたという。しかし、鳥居は残された一方の柱で立ち続けている。
破壊された鳥居の一部が保存されている。損壊しているが、額束も残されている。




2本の柱で建つのが鳥居であろうが、1本の柱で立ち続けながら、戦争の愚かさ、原子爆弾の惨さを日本人と世界に訴え続けているようだ。




山王神社二の鳥居
長崎県長崎市坂本1丁目
山王神社HP
建立:1924/10
被爆:1945/8/9
見学自由
撮影:2014/11/18