西海橋

国道202号の道路橋として供用され、大村湾と佐世保湾をつなぐ伊之浦瀬戸に架かる。佐世保側には無料駐車場を完備した公園が整備され、西海市側には土産物店、展望所、芝生広場などが設置されている。




西海橋は海に橋脚を有せず、両岸の橋脚に据えられたアーチのみで成立している。4年という工期を要している。供用当時は有料橋であったが、現在は無料で通行できる。
橋の途中、左右それぞれ2箇所に設けられた展望所からは、往来する車両を気にせず眺望を楽しめる。潮の流れを眺めているだけでも時間は過ぎていく。ただ、歩道は設けられていないため、くれぐれも車には注意して移動を。



西海橋の西方には新しい橋が架かっている。2006年3月に竣工した自動車専用道路新西海橋だ。佐世保市から長崎市までの移動時間が短縮された。橋の下には展望通路が設けられ、無料で、安全に、しかも容易に伊之浦瀬戸を眺めることが出来る。




西海橋周辺の公園は整備され、時間を贅沢に過ごす人々の姿を見かけた。展望所からは、旧針尾送信所の3つの塔を臨める。


西海橋
長崎県佐世保市針尾東町~西海市西彼町小迎郷
設計:吉田巌(国土技術政策総合研究所HPより)
竣工:1955/10
道路橋
無料通行供用中
撮影:2014/9/20