昔、戦時中、通信に用いられた構築物ということは承知していた。この頃、見学できるようになったことを知った。


畑の間を抜けて行くと塔が間近に迫る。巨大さに驚く。砂利を敷き詰めた小さな駐車場がある。こちらに車を止め、見学受付に向かう。受付のある建物は石が組まれた建物だ。当時は油庫として使用されていたようだ。複数で見学すると、付き添って説明をしてくれるようだ。

見学できる塔は3号塔だ。整備されているが運動靴がベター。それにしても巨大だ。塔の基礎部分は直径12.12mで、高さは136m。各塔間は300mだ。



鶯色の扉を開けて中に入る。暗い。目が慣れると、内部の様子が次第に分かる。足元にワイヤーらしきものを巻き上げる機械と、塔の上部へ登るための階段があるだけだ。見上げるとその高さを実感できる。塔は鉄筋コンクリート造り。当時、これだけの構造物をよくも造ったものだ。



3つの塔の中心部にあるのが電信室だ。蔦が建物の壁を覆い、原形のありのままをうかがい知ることは出来ないが、石を組み上げて壁は作られているようだ(鉄筋コンクリート造りが正しい)。窓はアルミサッシに変わっている。説明板によれば、爆弾対策のため1階部分は埋められているようだ。見える部分が2階であることは、窓の下に1階部分の屋根らしき跡が残っていることからも分かる。



