マリア園

南山手町、グラバー通を南へ進むと、高いコンクリート壁越しに、赤レンガ造りの洋館が見えてくる。かなりの規模を有した建物だ。入口の右門柱には養護施設マリア園との表示、左門柱には清心修道院の表示がある。




観光施設ではないため、通りから建物を眺める。3階建てと思われるが、詳細は分からない。屋根は銅板葺きのようで、3階部分の外壁にも銅板が用いられているように見える。基本構造はレンガ造りのようだ。マリア園のサイトを拝見すると、1898年に修道院が完成したとある。既に116年が経過していることになる。




南山手に点在する洋館の中でも、有数の規模を誇ることに違いはないだろう。可能な限り原形を保ち続け、長崎南山手の町を構成する建物であってほしい。



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マリア園 HP
長崎県長崎市南山手町12-17
竣工:1898(マリア園サイト)
児童養護施設
見学の可否未確認
撮影:2014/10/20